ロデオドライブはどこから来て、どこへ行くのか。

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ロデオドライブは、どこから来たのか。

なぜロデオドライブという名前なのか。
それは、LAビバリーヒルズの中心街で、高級ブティックが立ち並ぶメインストリートRODEODRIVEに由来しています。
ビバリーヒルズのRODEODRIVEは、1990年公開のアメリカ映画「プリティ・ウーマン」に登場したことで、日本でも広く知られるようになりました。
「プリティ・ウーマン」は、ジュリア・ロバーツが演じる女性ビビアンが、リチャード・ギア演じる実業家のエドワードと恋に落ちるロマンティック・コメディ。

カルティエ、シャネル、ルイヴィトンなどの高級ブランドショップが立ち並び、あのビバリーウィルシャーホテルがそびえ立つRODEODRIVEは、主人公のビビアン・ワードが美しく洗練されていく舞台として魅力的に描かれています。
世界を代表する一流ブランドが一堂に介し、店内に入るだけで心が躍る、まるで本場のRODEODRIVEの街がお店になったような空間。それが、私たちのロデオドライブの理想です。

ロデオドライブは、どこへ行くのか。

2011年8月 ロデオドライブ香港 尖沙咀をオープンさせ、グローバル市場へと踏み出したロデオドライブは、どこを目指すのか、理想のビジネスモデルとは・・・・。

代表取締役原幸雄はかつて自分の著書「ビジネス真贋力」でこう語っています。

ぼくは横浜生まれ横浜育ちですが、商売においては、近江(現在の滋賀県)商人の極意である「三方よし」を旨としています。近江商人と聞くと、このご時世に何を今さらと思われるでしょうが、昔から正直な商売が長続きするからこそ、今もこの言葉が残っているのだと思います。ここで言う「三方」とは、「売り手、買い手、世間」を指します。つまり「三方よし」とは、当事者である売り手と買い手だけでなく、社会全体の幸福につながるものでなくてはならないという考え方です。

ぼくはそのスタンスを全面的に信用しています。ですからロデオドライブのマニフェストとして「We Sell. We Buy」をつくりました。本物しか売りません。本物しか買いません。その繰り返しだけが、正しい価値観を世間に広めていくという信念を反映させています。僕が身を置いているような業界に限らず、自己利益だけを追求して商品を売り買いしていたら、やがてニセモノばかりが市場に溢れかえってしまうでしょう。社会が混乱してしまいます。

では近江商人はどのようにしてその理念に到達したのでしょうか。ぼくはその歴史と由来を紐解きました。
彼らは地元だけで商いをしたわけではありませんでした。積極的に他国(他藩)に出向き、その地方で珍しい原材料を手にしてはそれをもとに精魂込めた製品をつくり、完成品をまた他国へ売るということにしました。まさに、近代の経済を先取りしたような進取の気性に富んでいたのです。
その昔、地元を離れて他の国(藩)で商いをするということは大変な苦労があったと想像できます。今とは比べものにならないほど閉鎖的な社会構造だったのでしょうから。それに風穴を開け、他国の人たちからも疎まれることのないように彼らは、腰の低さと、手抜きのない商品を携えて、地縁や血縁のない土地で新規客を獲得するために足を使い、そこから得た「信用」を旗頭にして徐々にその輪を広げていったのです。
そういう人物の中のひとり、麻の布を商いとしていた中村治兵衛宗岸が後継者に向けてある手紙を残しています。現代の言葉に直すとこのようになります。

「他国に商いに出かけた際は、持参した商品に自信を持って、その国の人々に気持ちよく使ってもらうように心がけなさい。その商取引が人々の役に立つことを願い、損得はその結果であると思い定めて、自分の利益だけを考えて高利を望むことなく、何より商い先の人々の立場を尊重することを大切にしなさい」

売り手がいて、買い手がいて、それを包み込む社会がある。その三方が満足できる商いこそが全うであると説いているのです。
愚直でもいいんです。真っすぐな気持ちで商売をする。もちろん商売という言葉を広く「仕事」と置き換えてもいいでしょう。相手が喜ぶ。社会にも貢献する。そして自分たちも潤う。それが「三方よし」です。

あなたも、その精神で仕事に向かってください。自分の仕事を通して誰を喜ばせることができるのか。それを第一に考えて取り組んでみてください。仕事を通じて人々を喜ばせ、その仕事が社会の役に立っていると自覚できれば、もっと仕事に誇りがもてるようになれるでしょう。