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代表ごあいさつ

原 幸雄 プロフィール

ごあいさつ

01 「いま、私たちがやるべきこと」


 「質カドヤ」の創業から60年、1989年にロデオドライブとして小売事業を本格的に展開してから早いもので20年以上の時が流れました。
 ロデオドライブをスタートした頃、世の中はバブル全盛期。
「ロデオドライブ元町店」を皮切りに、質店と並行輸入品の販売という2本柱で事業展開をしてきました。

 順調に業績を伸ばす一方で、バブル期に出回った"偽物"に対し、"本物"を求める声が高まってきました。中古品でも本物ならば価値がある、いわゆる"一物百価(ワン・ツー・ワン・プライシング)"という考え方が生まれ、人々のモノに対する価値観が変わり始めてきたのもこの頃です。

 そして1997年に、中古ブランド品を前面に押し出した「ロデオドライブ舶来中古本店」をオープン。これを機に、質屋業界のイメージが大きく変わりました。

 “本物”を見極め、適正な価格でその価値を必要とする人に販売するという、
 今では当たり前のビジネスモデルですが、当時は先駆者的存在として、全国から注目され、今では業界の牽引役として求められる役割も大きくなっています。

 当社がこれまでブランドビジネスを基軸として、成長の一途を歩み続けきたのは、質業で培った本物を見極める真贋力はもちろんですが、長年お付き合いいただいている同業仲間や協力業者をはじめ、当社スタッフ、そしてお客様と全ての人に支えられてきたからに他なりません。

 さらに大きな木に育てていくためにも、常にお客様に対しては誠実に、そして本物を守る努力を決して怠ることなく、商品の価値に見合ったサービスを提供し続けることが、当社の担う役割であり、果たすべき責任だと思っています。

 世界の経済は、大規模不況から数年が経った現在も、いまだ厳しい状況から抜け出せず、人々の気分も暗く沈みがちです。
 しかし物事には二面性があり、違う見方をすれば、そこにはチャンスが潜んでいる可能性も大いにあるのです。

 今はまさにそのチャンスを掴むために考える力をつけ、個性を磨くための絶好の時なのです。
 そしてこの現況を打破できた時には、大きく成長している社員とともに企業があると確信しています。

株式会社アールケイエンタープライズ
代表取締役 原 幸雄

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私たちが大切にしている言葉

02 「We sell,We buy.」


「価値あるものを守るためには、製造者でもなく所有者でもない第三者がその価値をしっかり見極め、必要とする人の手から手へと橋渡ししていくことが大切なのではないか」。

そんな思いから生まれたスローガンが「We sell,We buy.」 です。良いものは、使われてこそ価値があります。

私たちは 「価値を守る者」 として、これからも「We sell,We buy.」 の言葉を大切にしていきます。

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原幸雄著「ビジネス真贋力」(幻冬舎メディアコンサルティング)より

03 「永く愛される商品やサービスを生み出したいと考えるのなら」


 日本人は新しいモノが好きな民族だと言われます。新しいレジャー施設、ファッションビル、新商品にワッと飛びつく。それはそれでわかりますが、近年あまりにも古いモノを粗末に扱っているんじゃないか、ないがしろにしているんじゃないかと思うことがあります。
 モノに対してのスタンスがそうであれば、その意識はじわじわとヒトの領分にまで侵食してきて、お年寄りに対してなんとも冷たい世の中になってきました。後期高齢者なんていう言い回しなど、その最たるものでしょう。よくもまあ「後期」なおという無神経な考え方が文字になって示されるものだと、それを考えた人の品性を疑いますね。まるで「もうすぐあなたは死ぬんですよ」とでも言わんがばかりのレッテルです。

 僕はよくクラシックカーのレースに参戦したりするのですが、ああいった年代モノのクルマには、それを歴史と伝統に敬意を払い、大切にしていこうとする周囲のあたたかい精神が宿っています。
 クラシックカーには「キープオリジナル」という発想が根底にあります。とりわけヨーロッパでは、クルマに限らず、あらゆる古いモノに対して、そのリスペクト精神が横溢しています。
 ヨーロッパの人たちは単に古いモノが好きだとか、モノを大切にして慎ましく生活するのが染みついているというのではなく、「オリジナルであるモノをどれだけ長く保てるか」に興味を持っています。
 とりわけその傾向は富裕層に根強く、新しいだけのモノにやみくもに飛びつくことをむしろ軽蔑します。彼らは、生まれもって、真贋力を養っているといってもいいかもしれません。
 クラシックカーを例にとれば、オリジナルのパーツを保ち続けるのはメーカーサイドにとっても大変なことです。販売をとりやめてもパーツの在庫は確保し続けたり、そのパーツを作る技術者との関係も保ち続けます。
 そこにあるのは何でしょう。
 それこそ顧客を大切にする心なのじゃないでしょうか。自分たちの作ったモノに対しての責任感があります。それはとりも直さず、自らの企業に社会的な意義と誇りを持っているということができます。
 ぼくはそれこそを「成熟」と呼びたいと思います。ヨーロッパの人たちのモノへの慈しみの精神は、現在の日本社会への良いお手本となるはずです。
 もちろんクラシックカーの良さをわかっている人は昔から日本にも大勢います。ですがここ最近まで、時計やバッグに関しては、その古さへの共感が乏しかったように感じていました。中古品、一度誰かの手に渡ってきたモノとして、新品に比べると何段階も下のモノとして受け取られていたのではないでしょうか。

 取るに足らない、作られ方をしたモノは、年月を重ねるほどに劣化していきますが、本当に良い素材を使い、本物の職人が丹精込めて作り上げたモノは、時間の積み重なりと共に味わいを増していきます。
 ビジネスでも同じで、長く愛される会社や商品は「当たらなくてもかまわない、どうせすぐに生産をやめる製品だし」とか「この程度のモノで十分だろう」と買い手を軽んじた気持ちでいると愛されるモノにはなりません。
 本当にいい時計やバッグは、時を超えてその価値を輝かせています。ぼくはそれらを作ってきた人や文化に敬意を示します。だからこそ「古くても良いモノ」を大切にしたいのです。
 古くても良いモノを見極める力を培っていくことが、文化を成熟させることにつながります。それはモノからヒトへの敬意にもつながっていきます。

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04 「サービスの顧客満足度を高めたいと考えているのなら 」


30年ほど前は、1軒の質屋が騙されたら近隣の同業者もバタバタと騙されるということが頻繁にありました。横のネットワーク、真贋を見極める真剣な取り組みがなされていなかったからです。
 中には、「自分のところが騙されたのだから、よその店も騙されておあいこ」という考えも少なからずあったのです。情報の共有などという考えは希薄でした。
 それでも年に何回か、地域地域の同業者が集まって、会合というか親睦会のようなことは行われていました。ですが「こないだ、こんな客にこんな手口で騙された」というような話は一切出てきません。騙されたことは恥ずかしいことだから、他者には口をつぐんでおく。そういう雰囲気が業界の古い体質でした。
 加えて、「金を貸す側がエライ」という旧態依然の感覚にも違和感を持っていました。ぼくの考えでは客と店は対等の関係。どちらかがふんぞり返るのはおかしいと思っていました。

 どんなビジネスでもそうですが、お客さまの側を向いていない業界はすたれていきます。業界内だけで通用する慣習にとらわれていてはいつかソッポを向かれます。顧客満足度という言葉なんて当時誰も知りませんでした。誰も実践してこなかったからでしょう。しかし業界の触れてはいけない部分にこそ、お客さまの満足度を上げるサービスが隠れているのです。
ある時、ぼくは体質改善、とばかりにある会合の席で思いのたけを述べました。質屋というのは質屋営業法に明記されている特別な金利設定がありました。若干、高いのです。月が変われば金利が上がる。昔でしたら、持ち込まれる質草の大半が季節モノでしたから、それを基準にしていたのでしょう。冬には夏の着物を入れるとか、夏ならばその逆であるとか。

 それを現代にも適用するのはおかしい、客側には何のメリットもないし、説得力も持たない。「ぼくの店は、金利を下げる」と宣言したんです。
 ぼくはこうも言いました。
「金利をさげるということ、ぼくはぜひやりたい。出る釘は打たれると言います。確かにちょっとだけ出た釘ならバンバン叩けば元の平坦な面に収まるかもしれませんが、出過ぎた釘を打ちすぎるとグレちゃいますよ」
 会合の席はケンケンゴウゴウ、いろんな意見が飛び交いましたが、結果的には金利を下げること「それもよかろう」ということになりました。
 ただし、条件付きです。その告知は店内だけにするべし。来店客のみに伝えること。電柱などの広告掲示をすることはまかりならん。
 とにもかくにも、ホッとしました。金利を下げたことを、ぼくは自分の店に来たお客さんだけに伝えました。
 それを丸1年間やってみたところ、前年の利息収入とトントンでした。つまり、来店客数、取引客数が増えていたということになります。
 それもあって、いつしか他の同業者も金利を下げての営業に移っていきました。これが情報の共有化の第一歩というか、「お客さまにとって良いこと、うれしいことが、業界にとってもプラスであること」の意識のスタートラインだったと思います。

 業界内のアンタッチャブルな領域の慣習でも、結果を示せば周囲を納得させることができます。自分たちの側だけを向いている業界は悪習にも気づかない面がありますが、お客さまの側を向けば、おのずと展望の開けた道筋ができ、ファンは自然と集まってくるものです。目を背けている部分、気にもかけていない部分にこそ商いの真実は宿るのです。
 会社は常に顔を外に向けているのが真の姿です。

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05 「これからのビジネスマンたちへ 」


 ぼくはブランド物の時計やバッグを、売り買いすることを生業としています。それらは、自分たちの会社で製作するものではないからこそ「真贋」の見極めが生命線となっています。
 そして、単にモノの真贋をどうこう言う以前に、ヒトとの接し方を始めとしたあらゆる事柄にも真贋があると感じて、それを本にまとめた次第です。
 そうは言うものの、僕も生まれてこの方、聖人君子のように生きてきたわけではありません。

小学校の頃はむしろ超の付く悪童で、同じ小学校に通う姉と廊下で出会った際など、こちらから声をかけても「私はあなたとは何の関係もありません」とばかりにそっぽを向かれていましたし、5年生の時分にはいわゆる番長になっておりまして、上級生からも「さん」付けで呼ばれていました。
中学は全寮制の学校に通いました。そこでも殴り殴られということを経験しましたが、そんなヤンチャを通じて、今も絆の強い仲間との出会いもありました。

 僕を育ててくれた街、横浜は、縦のつながり、横のつながりの強い土地柄です。東京が「3代住まなきゃ江戸っ子とは言えない」というのに対して、横浜は「3日住めば浜っ子」とも言われます。しかし横浜はただ馴れ馴れしい土地柄ではありません。人と人との縁を非常に重んじる土地でもあるのです。

 そういう場所でビジネスを展開していくには、何はともあれ嘘をついては相手にされません。初対面の人と会っても、話をしているうちに共通の知人がいることがわかったり、親父同士が知り合いだったりします。よこしまなビジネスをしていれば、悪しき口コミとしてじわじわと広まっていしまいます。信用や信頼はお金で買えるものではありませんから、とにかく嘘をつかず一生懸命に仕事をすることだけを考えてきました。もっともこれは横浜に限らず、東京だろうが大阪だろうが、ニューヨークだろうがロンドンであろうが不変の真理でしょうが。

 嘆かわしいことですが、世の中にはさまざまな「ニセモノ」や「ウソ」が横行しています。その多くが、利潤だけを追求するという心根から発したものです。生きにくい社会を正常な方向へと進ませていきます。僕は愚直なまでに、そう信じています。

全国の「あなた」に、この思いが少しでも届けば幸甚にたえません。
ぼくのショップ「ロデオドライブ」も、これまでと同じように「本物を守る努力」を続けながら歩んでいきます。

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06 「本物を守る努力」


この短いフレーズには、私どもロデオドライブのこだわりと多くの願いが込められています。「本物を守る」とはあらゆる物事の本質を見極める力を身に付けていくことであり、「努力」とは日々精進に努め、継続してそれらを実践していく力量だと考えています。

これらの言葉は、忘れてはならない私どものフィロソフィーであり、理想とする私どもの未来の姿でもあるのです。

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